ダイエット成功の秘訣
「ダイエットを成功させるコツは、生活習慣・食事・体質の3つを整えること」。
雑誌でも、SNSでも、よく見かける言い回しです。
たしかに、間違ってはいません。
でも、3つ同時に変えようとして、結局どこから手をつけたらいいかわからなくなる ──
そうやって振り出しに戻ってきた方を、LASHIKではたくさん見てきました。
今日は、この「3つの正解」を、ちょっとだけ疑ってみます。
「生活習慣」を疑う ── 何時に起きるか、より先に
「早寝早起き」「水を2L飲む」「朝のウォーキング」。
世の中の生活習慣アドバイスは、だいたい 「何をするか」 の話です。
でも、私たちが現場で見ていて思うのは、生活習慣が崩れている方ほど、
「今日の自分がどんな調子なのか」を感じる時間がない ということです。
- 朝、起きた瞬間に肩が重いか、軽いか
- 夕方、足の裏に体重が均等に乗っているか、片足だけに乗っているか
- 夜、お腹の前側だけで呼吸していないか
こういう「身体からの小さなサイン」を 拾えるようになると、生活習慣に変化が起こります。
逆に、サインが拾えないまま「朝5時に起きるぞ」「水を2L飲むぞ」とやっても、
良いことをやっていそうで、身体が悲鳴を上げる方を選んでいるかもしれません。
そこに自分でもわからないままやっていることになる。
LASHIKでピラティスを通して 「自分の身体を自分のものだと感じられること(自己所有感)」 を大切にしているのは、
ここに理由があります。
ピラティスは、身体の内側に意識を向けるための 最適な手段 です。
「食事」を疑う ── 何を食べないか、より先に
ダイエット=引き算、と思われがちです。
お米を抜く、油を抜く、お菓子を抜く、ラーメンを抜く、お酒を抜く。
引き算も大切ですが、LASHIKでは 「足し算からの食事」 もオススメしています。
- たんぱく質 を毎食「手のひら1枚分」
- 色のある野菜 を一品加える
- 食べる順番 を、汁物 → 野菜・たんぱく質 → ご飯
「我慢」の前に、「足す」。
特に、間食や甘いものがやめられない方は、意志の弱さではなく、
細胞の中のミトコンドリア(エネルギー産生工場)が、うまく働けていない可能性 があります。
ミトコンドリアが元気に働くためには、ビタミンB群・マグネシウム・鉄。
レバー、卵、納豆、ナッツ、海藻、ほうれん草、あさり ──
こういう食材を 1日1つ、足していく だけで、
甘いものを「我慢で」やめる必要が、少なくなっていきます。
「食事を変える」ではなく、「足すものを1つ増やす」。
それくらいの感覚で、まず1週間やってみてください。
※身体の不調を感じている方は「引く」ことが優先になる場合があります。
「体質」を疑う ── 体質は、変えられないのか?
「私、太りやすい体質なんです」
「うちは家系で肩こりなんで」
「もう更年期だから、痩せないんです」
こんなお声を見たり聞いたりします。
体質、というのは確かにあります。
骨格、筋肉の付き方、ホルモンの動き、もともとの代謝の傾向 ──
変えられない部分は、たしかにある。
でも、私たちが見ていて思うのは、 「体質」と呼ばれているものの多くは、習慣の積み重ね だということです。
- 「太りやすい」 = 数年間、エネルギーを使えない身体の使い方を続けてきた結果
- 「肩こり体質」 = 肋骨が動かない呼吸を、毎日数万回くり返してきた結果
- 「更年期だから痩せない」 = ホルモンの変化に、生活と運動が追いついていない状態
つまり、 「結果」を体質と呼んでしまっている ことが、けっこう多い。
姿勢は結果。代謝も結果。体質も、半分くらいは結果。
ということは、 積み重ねの中身を変えれば、結果も変わります。
劇的に、ではなく、じわじわと。
でも、確実に。
3つに共通する、たった1つの軸
ここまで、生活習慣・食事・体質を、それぞれ疑ってきました。
整理してみると、3つに共通しているのは、こういうことです。
「自分の身体を、自分で観察できる時間が、どれくらいあるか」
生活習慣を整えるのも、食事を足すのも、体質を変えていくのも、
全部、 「今日の自分がどういう状態か」を感じる力 がベースになります。
逆に言えば、感じる力さえ育っていけば、
細かいダイエット情報は、いちいち調べなくてよくなります。
身体が、その日の正解を教えてくれるようになるからです。
タイプ別 ── 最初に手をつける「1つ」
最後に、よくお越しいただく方のタイプ別に、 最初の1つ を置いておきます。
全部やる必要はありません。1つだけ、今週やってみてください。
子育て中・自分の時間がない方へ
おすすめの1つ:夜、子どもを寝かしつけた後、ベッドの上で自分の身体をスキャンする
何かを足すより、まず「自分を感じる時間」を、1日1回確保する。
今、どこに力が入っているか
今、膝はどこを向いているか
今、呼吸はどんな感じか
今の自分の身体の状態をより正確にスキャンしていくこと。
「自分のために時間を使うのはわがままじゃない」 ── 何度でも言います。
鏡を見るたびに肩こり・姿勢が気になる方へ
おすすめの1つ:朝、歯を磨きながら、息を吐いて肋骨をおヘソに近づけてみる
姿勢を「直す」のではなく、肋骨の動きを取り戻す。
肩のこりは、肩じゃなくて、肋骨側に原因があることが多いです。
(過去ブログ「猫背・巻き肩のはなし」もぜひ)
外食が多くて、すぐ戻ってしまう方へ
おすすめの1つ:1食だけ、汁物 → 野菜・たんぱく質 → ご飯の順で食べてみる
外食でも、コンビニでも、できます。
「何を食べないか」を考えるより、 「どう食べるか」 から変えていく方が、続きます。
結論
「ダイエットの秘訣は、生活習慣・食事・体質の3つを整えること」。
これは、半分正解で、半分は順番の話が抜けています。
3つの前に、 「自分の身体を観察する時間を1日1分だけ確保する」。
ここから始めると、その後の3つが、ぜんぶ進みやすくなります。
LASHIKがピラティスや筋トレを「手段」と呼んでいるのは、こういう意味です。
目的は、痩せることでも、姿勢を直すことでもなく、
「自分の身体を、自分で扱えるようになること」。
その結果として、ダイエットも、姿勢も、体調も、後からついてきます。
体験レッスンのご案内
「自分を観察する時間」を、まずは私たちと一緒に試してみませんか。
LASHIKのパーソナルトレーニングは、ピラティス・筋トレ・ムーブメントを、
その日の 「あなた」 に合わせて組み立てます。
3名限定のグループレッスンも、全7種類からお選びいただけます。